LEGLABO 講師ブログ

英語ができない...

センター試験2日目を受験中の高3&浪人生 に入試2日目を受験している小学6年生は悔いのないように頑張って欲しいものです。

それにしてもホント毎年毎年、入試のシーズンって狙い撃ちしてきたかのように激寒になりますよね…(-_-;)。まぁ受験生は一生に数回のことなのでしょうが、入試会場まで応援に行かれている塾・予備校関係者の方は毎年この季節は底冷えの中、朝早くから学校の校門周辺に待機して受験生を激励されているわけですから本当に大変です…。

 

さて、表題についてなのですが、お子さんが、あるいは自身が「英語ができなくなった」or「英語ができない」という場合、まぁもちろん色々な要因は考えられるわけですが、こと対象となる方が中高生の場合、ほぼ間違いなくその原因は

「英語ができない/できなくなった環境に身を置いている」

ことであるわけです。

ここを無視して塾や予備校、家庭教師をつけたところで多分(というかほぼ確実に)あまり何も変わりません。つまり、英語ができなくなったからといって「とりあえず塾・予備校に入れとったら、あるいはとりあえず家庭教師をつけとったらなんとかなるやろ」という発想はかなり危険なわけです。

もちろん、通塾や家庭教師の先生に週に1回自宅に来てもらうということで環境は確かに変わると言えば変わるのですが、所詮それは1週間(=168時間)のうちの1〜2時間の話であって、しかも週に1回だけの話ということになるとそのパンチ力はかなり弱くなるわけです。

まぁ例えとしてはなんですが、「ダイエットしなきゃ」という人が週に1回、1〜2時間ジムに通うものの、それ以外の時間は暴飲暴食へっちゃらです、間食万歳移動はもちろんタクシー、エレベーターどこですか?みたいな生活を送るようなイメージですかね。

残念ながらこの方がダイエットに成功する率はかなり低いであろうということはなんとなくイメージできると思うのですが、英語に関しても同様のことが言えるわけです。

LEGLABOももちろん週1の通塾が原則で、現時点で英語力に特に問題を抱えていない生徒はこれで別段不都合は生じないのですが、少し英語力の厳しい生徒となると、このやり方を機械的に押し付けてもあまりうまくいきません。そこには一人一人に対する「見立て」が必要となってきます。さらには通塾が始まったあとは、病院の経過観察やリハビリみたいな処置が必要になることもあります。

こういうことをお伝えするとまぁ普通に「めんどくせー」と思われる方は当然多いと思うのですが、この「めんどくせー」ということをすっ飛ばして「効率的に」とか「◯◯だけをやればOK」みたいな一瞬非常に耳あたりの良い悪魔の囁きに傾いてしまうと、のちのちもっと「めんどくせー」ことが起こります。

 

「効率的な」やり方

「◯◯だけをやれば俺・私は大丈夫」という自己分析

でうまく行っている人というのは、そもそも端から英語では困っていない人です。

 

そもそも苦手とするものの克服において、「効率的にやる」というフレーズは「右に左折しろ」と言うことと同じくらい奇妙に聞こえることに案外皆気づきません。

また、英語は言語であり、言語習得はクロールを習得することと全く同じというわけにはいかないわけです。「◯◯だけやってればOK」みたいなことが本当だとすれば、今頃日本人は誰も英語で困ったりはしていません(全員とは言わずとも大概の日本人がクロールができるように)。

つまり、言語習得にはある程度の時間(=忍耐=ある日突然、音の洪水だったものがクリアーな英語に…みたいなことはすぐに起こらない)と労力が必要であり、気をつけないといけないのはその労力にどういうアプローチをかけるか?ということであって、ここに英語講師の力量は問われていると私などは思うわけであります。

学校現場ではどんどんアクティヴラーニングが取り入れられていっていますが、今後英語指導におけるアプローチではティーチャーとしての役割よりもむしろファシリテーターとしての役割がますます増えていくのかなと思うセンター2日目のお昼前のひとときでした。

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