LEGLABO 講師ブログ

ノンフィクションとフィクション

こちらの多読指導(内輪ではシャドウイングしながら多読をするので「シャ読」と言ってますが)で使っているオンライン多読教材ですが、中高生になってくるとやはり読むジャンルがノンフィクション(小説・物語じゃないやつ)に偏る傾向にあります。

まぁその気持ちもわからないでもないんですが…。

中高生の関心をグッと惹きつけるようなフィクションを探そうとするとやはりこれは内容が充実していないとそもそもが無理な話で(そういう意味では鬼滅とかはサクサク読んでくれるわけですが、残念ながらこちらには音源がないという…)、かといってその内容が充実したものになると書かれている英語のレベルが一気に跳ね上がるのでこれは逆に生徒の英語力の問題で読めなかったりすることが多い(例えばハリポタとか普通の高校生の英語力ではまず楽しんで読めるところまでいかない)わけです。

そうなると必然的にノンフィクションの方がまだ知的興味を惹きつけることが多いのでそちらに偏って読んでしまうことが多いのですが、受験勉強や学校の教材で渡される文章って基本的にノンフィクションの方が圧倒的に多いんですよね…。実際問題ノンフィクションを読む力は高校生ぐらいになってくるとかなりついているのですが、一方でこれが小説になった瞬間に一気に理解度が下がる生徒なんかは要注意です。

だいたいそういう生徒が口にするのが
「単語でター○ットに載ってないやつとかどうするんですか?」
とか
「途中で誰のセリフなのかがわからなくなる」
とか、まぁそんなセリフが出てくるとだいたい読めてないと考えて間違いないです。そういったこともあって、こちらでは多読をさせる際にノンフィクションとフィクションを交互に(受験生なんかになってくると、ノンフィクションとフィクションとで1:2の比率で)読むように伝えてます。

英語の絵本読むだけで英語力が付くんやったら世話ないわと思っているそこのあなた、食わず嫌いは損ですよー
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