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LEGLABO 講師ブログ  2016年5月

イギリス便り〜イギリスの鉄道〜

みなさん、こんにちは。教材開発担当の杉原です。

前回に引き続き、イギリスの交通手段についてもう少し紹介したいと思います。

前回の記事でも書きましたが、イギリスは車社会であり、車を利用する人が多いせいか、それほど鉄道が混む印象がありません。通勤時間であっても日本の首都圏のように殺人的なすし詰め状態はもちろんのこと、満員電車になることもほとんどありません。

また、日本にはたくさんの鉄道会社がありますが、イギリスの鉄道はBritish railwayの1社のみです。ですので、どの電車に乗るか迷うことはないでしょう。

私はイギリスのバース(お風呂の起源になったところです)という町に滞在しており、ロンドンへ行く電車は一時間に2本という状態で、あまり、というか、日本の感覚で言うと、相当本数が少ないと言えます。し・か・も、電車がキャンセルになろうものなら1時間電車を待つことになります。これ、日本人の感覚からすると、電車がキャンセルになるという状態自体が、全くもって理解不能ですよね・・・(^_^;)。それと同じように、恐らくイギリス人からすると、日本の鉄道のように1〜2分の遅れでお詫び車内アナウンスが流れること自体がもはや異次元の話であり、全くもって理解不能の世界かと思います。

また、日本では通勤電車で席の予約することはありませんが、イギリスには予約席が確保されており、予約席には「予約席(Reserved)」と書かれた札が座席の上にちゃんとかかっています。

イギリス鉄道車内

 

鉄道の座席です。前向き、後ろ向き、4人席があります。
 

また、駅の改札口では切符を通しますが、小さな駅だと改札口すらないこともあり、そんなこんなで、電車内でも切符の確認がたまに行われます。

あと、イギリスの鉄道では座席から少しはなれたところに荷物置き場や自転車置き場が設けられています。折りたたみ自転車で通勤しているイギリス人もしばしば見かけ、自転車を電車に持ち込むことはイギリスではごく普通のことです。当初一番おどろいたのが、電車のドアは手動で開けなければならないことでした。しかも、内側からは開けることができず、窓を開け重いレバーを下に引いて外側のドアを開けます。

イギリス鉄道レバー

 

 

中から外のレバーを引き、ドアを開けます。

 

上でも述べたようにイギリスでは電車に自転車を気軽に持ち込めたり、サイクリング用道路があったりで、自転車が利用しやすい環境が整っています。また自転車は車と同じ道路を走らなくてはならないため、歩行者にとっても安心です。


WHAT!?

以前、大手で受験英語指導をしていた時にはあまりさほど意識していなかったことの一つに疑問詞Whatの指導があります。なにげに奥が深いな・・・と。

基本的にはたいていどの進学塾でも、中学1年生にアルファベットを教えたあと、軽く単語を教えると、I am〜、You are〜、This is〜といったbe動詞の指導に入るかと思うのですが、その場合、次に指導するのがこのWhat is this?の文章となります。

この単元自体そんなに難しいものでもなく、またかつての中1生の中にも、このWhat is this?でそこまで苦しむような生徒も皆無であったため、今まであえて意識したことはなかったのですが、体系だった英文法を知らない小学生にこのwhatを使った英文を音声ベースで指導する際に色々と「へぇ〜」と思うことが出てくるわけです。

「君、何してんの?」と聞きたい場合、

 "What are you doing?"であったり、

「彼は何を着ていますか?」と聞きたい場合、

 "What's he wearing?"とさらりと出てくるわけですが

「あの子たちは何をしていたの?」と聞きたい場合、

 "What was they doing?" と返ってくることがしばしばあるわけです。

この場合、「うん?」という顔をすると、自らWhat were they doing?と修正できるわけですが、見ているとその後も結構な頻度でWhat was they〜としてしまうことがあるわけです。

基本的に小学生には文法用語を使った指導はしないので、「theyは確かに3人称なんだけど複数なので、wasではなくwereにしないといけないよ」といった意味不明な説明など通用するはずもなく、結局生徒も発音した際の音の語感で判断しているのでしょうが、少し難しいのは"What was"自体の語順は何も間違っているわけではなく、このwasの後にtheyが来るから、間違いになってしまうという点なのですよね…。

恐らく、生徒達の思考回路でいうと、何かを尋ねるときに

What is とか What was

というのが、一つの定型的な「語呂」になってるのではないかと思われるわけです(これの非常に典型的な例が、不定詞を習った直後の中2生に見られるwantの使い方で、何でもかんでも「want to」とやっちゃうので、I want you to go to university.の語順が理解できないとか、単にリンゴが欲しいという場合でもI want to an apple.とやっちゃうあれですね)。

つまり What is… とか What was… と一気に発話してしまった後に、初めて「誰が?」という主語の部分に意識が行くのかな、と。

これの防止策としては、ひとまずWhatで一旦気持ちを止めさせて、その後に「誰が?」に意識を向けさせて、is she doingとかwere they eatingという風に主語+動作の部分を一気に言わせる方が良いものなのか?色々と試行錯誤は続くわけです。


History is written by the victors...

バマ大統領の広島訪問の影響を受けて、修学旅行の時期を変更している小学校もあるそうですね。

原爆が投下されてから60年以上が経過して、ようやく落とした側の国の大統領が被爆地を訪問するというのもなかなか考えさせられるところではあるわけですが、それでも今回の訪問の目的は謝罪ではなくあくまでも犠牲になった人たちへの哀悼の意を表する点だと言っているとこらへんがなかなか大人的言い回しというかなんというか・・・。

以前、後輩(純ジャパニーズ)と話している時に、あの時原爆が落とされたからこそ、戦後の日本の急速な復興があり、今の豊かさがあるというようなことを言っていたのですが、一瞬、英語を勉強しすぎてついに自分の日本語の読解力が低下したのか、あるいはiPod聞きすぎて、とうとう自分の耳がおかしくなったのかな?と思いました。

あまり結構な意味合いではない、あるいは議論を呼ぶようなテーマであるがために、教育現場や、ましてや国際的な英語のテストではタブーとされるジャンルに、死・宗教・(民族)紛争などがあります。それがために、例えば、生徒たちがパッと思い出せるレベルでの「死」関係の単語と言えば、killとdieぐらいでしょうか。ここに、高校生くらいになるとsuicide(自殺)が追加されます。ところがニュースではこの"-cide"系の単語は結構登場頻度が高く

homicide(殺人)

genocide(集団虐殺)

pesticide(殺虫剤)

herbicide(枯れ葉剤)

なんかはよく目にする関連語です。

最後のherbicideはベトナムでまいたあれですね。あとgenocideというと、ルワンダの部族紛争であったり、バルカン半島の民族紛争であったり、あるいはナチスのホロコーストであったり、そういう類の歴史的事件・紛争を報道する際によく使われていますが、何故か、原爆投下をgenocideと表現している報道はあまり見かけないような・・・。自国民ですら、あれを落としたから太平洋戦争の終わりが早くなったのでやむを得ないという相当M的な思考回路になれるぐらいなので仕方がないのか、あるいはこれを洗脳と呼ぶのか、色々と見方はあるかとは思うのですが、まぁ世界広しと言えど、そのような思考回路になれる国民は恐らく日本人ぐらいではなかろうか?と。ベトナム人からしたら信じれん思考回路ですよね、多分。

これも戦後教育の賜物なのでしょうが、要は歴史というのは全て勝者によって後付けで作られていくものなのだなぁと、そしてその歴史が教育によって次世代の子どもたちに刷り込まれていくのだなぁとその時改めて痛感した記憶があります。

そう考えると、歴史の先生って無茶苦茶責任重大ですよね!?

と、そう言えば、1人まさに「レジェンド」と呼ぶにふさわしい伝説的な歴史の先生がいらっしゃいまして・・・とか書き出すとどんどん違う方向に脱線してしまうので、これはまたの機会に(笑)


イギリス便り〜車社会のイギリス〜

みなさん、こんにちは。教材開発担当の杉原です。前回のブログ投稿から随分と間があいてしまいました・・・。

 

今回はイギリスの交通手段について私の気づいたことを紹介したいと思います。

まず、イギリスは車社会です。車社会というと、ついアメリカを連想してしまうかもしれませんが、ここイギリスでは電車代がとても高いので、それが理由で車を利用する人が多いのではないかと思います。よって、通勤時間と帰宅時間になるとかなりの渋滞を覚悟しなければなりません。また日本に比べると、イギリスでは信号の数が圧倒的に少ないです。もちろん、交差点も信号はなく(たまに信号があるところもあります)、信号の代わりにラウンドアバウトを利用するわけです。日本と同じく「右ハンドルの左側通行」で走行するイギリスの道路事情ですが、日本と異なる大きな特徴の一つが、このラウンドアバウトの存在です。ラウンドアバウトとは「3つ以上の道路から成り立ち、右から来る車が優先の交差点」のことです。最初は見ていて怖かったのですが、みなさん上手に右側優先で運転を運転されています。

roundabout

 

 

(ラウンドアバウト)

 

また、日本と異なり、ハイウェイ(高速道路)が無料なので、気軽に利用することができます。ただハイウェイで、もし方向を間違えるとなかなかUターンする場所がなく、永遠と走り続けなければならないハメになることもあるので要注意ですが・・・。

あと、イギリスでは路上駐車が許可されており、町のあらゆるところで路駐車を目にします。車がなければ運転するのも効率がいいのになとは正直思いますが、車のスピードを落とさせるために許可していると聞いたことがあります。ただ、全ての車がスピードを落

としてくれたらいいのですが、中には結構なスピードで突き進む車もあり、路駐車と路駐車の間から出てきた歩行者と事故を起こすこともあったりで、これに関してはイギリス政府の方針が正しいのかどうか謎です。

UK路駐


交通ルール

最近路上で自転車を乗る人の中に、手旗信号?をする人をちらほら見かけるような気がするのですが、気のせいですかね??

以前は手旗信号する自転車乗りと言えば、布教活動をしている白人の青年ぐらいしかいなかったように思うのですが、この自転車乗りの手旗信号は(実際にイギリスに暮らしてやってみると)とても良い習慣ではないかと私は思うわけです。

日本でも近年、自転車と歩行者との重大事故の増加に伴い、自転車乗りに対する交通ルールの徹底がなされようとしており、自転車専用レーンなども場所によっては少しずつ増えてきているように思います。

因みにイギリスでは、自転車は基本的に車道を走らねばなりません。が、これだけを伝えてもあまりイメージがわかないかと思うので、つまるところ、自動二輪と同じ扱いということです。ですので、例えば、国道2号線を走っているとして、右折する際にはある段階から右車線を走らないといけないようなことも普通にあり、この車道のど真ん中を他の自動車に挟まれながら走るというのは慣れるまではかなりビビるわけです。

であるわけで、方向指示器のない自転車の場合、必然的に手旗信号をして他の自動車に自分の進路方向を明確に示す必要があるわけです。日本人ドライバーで、曲がる直前に方向指示器を出して曲がっていく人がいますが、あれを自転車でやると普通に死ぬ危険性があるわけで、手旗信号一つとっても文字通り「必死」でやるわけです。別に統計があるわけではないのですが、私が観察した結果自分でも取り入れていたので言うと、手旗信号はだいたい曲がる行動を起こす前に3〜4秒ぐらいやって自分は今から「曲がるで!orレーンを移るで!」という意思表示を周囲に示すわけです。3〜4秒ってやってみたらわかると思いますけど、結構長いですよ?でもそれぐらいやらないと怖くて進路変更はできません。

また、もう一つ日本的な感覚からすると、2号線の右車線をママチャリで必死に漕いでいる姿をイメージされるかもしれませんが、私の暮らしていた町では基本ママチャリというものは存在せず、だいたい変速が20段以上のスポーツ仕様の自転車がメインです。老いも若きもそのスポーツサイクルを乗り回すわけです。ですのでなおさらのこと自転車乗りが交通法規を無視すると、路上はもはや無法地帯となってしまうわけです。

一方、周囲のドライバーも自転車乗りの存在は意識してくれており、自分の前を走っている自転車に対してある程度の理解は示してくれますので、あおってきたり、危険な運転は普通はしない人が大半です。

とは言うものの、中にはおかしなのもいますので、うしろからあおってきた車の運転手に少年が暴力を振るわれたとか、あるいは、自転車に乗っていたアジア人に対して人種差別的な発言をはきながら追い越しざまに古いラジカセを投げて転倒させたとかといったニュースも聞くわけで、そういう意味では日本のように午後10時も過ぎた夜中に塾帰りの中高生が普通にスマホ片手に自転車をこいでいる姿を見ると、日本の治安の良さをしみじみと思うこともあるわけです。


How do you do?

英語を学び始めた時に最初に教えてもらうのが挨拶かと思います。

How do you do?

恐らくかつては中1の最初の頃に習っていたフレーズかと思いますが、最近は教えないようですね。ただ、中学校でがっつり教えられてた時代も今の時代も、生徒にHow do you do?と聞いてみると

Fine.

とか

Fine, thank you.

あたりが返ってきそうな予感がするのはあまり変わらないような。。。

現在小・中学生のお子さんがいらっしゃる親御さんの時代ですと、このHow do you do?はNice to meet you.と合わせ技で教えられたかと思います。

Nice to meet you.と挨拶されたら、Nice to meet you, too.と

How do you do?と挨拶されたら、How do you do?と返しなさいと教わったかと思いますが、なぜ「初めまして」が2つもあるのか?と疑問に思われた方も多かったと思います。

で、一応その素朴な疑問に対する答えとして、「Nice to meet you.は米語であり、How do you do?は英語である」といったようなまことしやかな説明を受け、以前留学先の大学を決めるべくロンドンの大学のオープンスクールに参加した際に、私のキャンパスガイドを受け持ってくれた女子学生に開口一番、How do you do?とかましたのはこの私です(-_-;)。

「え・・・このひと、今How do you do?って言いよったで」

みたいな顔で一瞬引きながらも、一方でアジア人丸出しの私のルックスを見て、笑顔を作りなおし、敢えて、"Nice to meet you!"とにっこり挨拶をしてくれた、あの女子学生の表情は今でも覚えています。

・・・イギリスでもNice to meet you.なのか??

このわだかまりが残っていたので、キャンパスツアーの中でその女子学生とも少し打ち解けてきたのちに、さっきのHow do you do?に関してやけど・・・?と聞いてみると、

ズバリ「今はもう言わん」とのことでした。「高齢のおばあちゃんとかはもしかしたら使うかもしれないけど、若者は絶対に使わん」と。

そういう意味で、最近の学校教育でHow do you do?を教えないのはまぁ正しい方向に向いているということなのでしょうね。


Time flies!

昨晩は懐かしい面々が教室に顔を出してくれました(^^)。

受験を終え、晴れて今年から楽しい大学生活をスタートする生徒

かと思えば、高専から大学編入への道をあえて選ばずに、来春から自動車業界への就職を決めた生徒

アスリートへのフィジカル面でのサポート&ケアを施すべく、トレーナーの勉強をしている生徒

今年の9月から留学のため、アイルランドへの渡航が決まっている生徒

一方留学ではなく、就職への道を敢えて一年先延ばしにしてワーホリを決意している生徒

自分の将来の選択肢を増やすべく、真剣に留学を考えだしている生徒

・・・と、久々に聞くみんなの近況報告はどれも「素晴らしい」の一言でした。

また訪ねてきてくれた6人中、半数の生徒がなんらかの形で海外への志向があるというのも印象的でした。因みに最近卒業生から相談があると言えば、ほとんどが留学ネタですし、これも時代の流れですかね・・・。いずれにせよ、どの生徒もつい数年前に教えていた時との成長(物理的・精神的共に)具合のギャップにはいつも驚かされます。まさに光陰矢のごとし、です

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