LEGLABO 講師ブログ

GPA

今日はあまり英語とは関係ない話ですがGPAについて。

 

「ああ、スマホで我が子の位置情報がわかるやつね」と思われたあなた、違います。それはGPS。

「ああ、国民総生産とかなんかそんな社会の授業で習ったやつね」と思われたあなた、違います。それはGNP。

(すみません…(-_-))

 

冗談はさておき、GPAというのは簡単に言うと大学の成績のことです。

今の学生にはかなり馴染みのあるこの言葉も、私が大学生の頃はこんな言葉など知るはずもなく、大学の成績と言えば『優・良・可・不可』の4段階や『A・B・C・D』の表記を思い浮かべる程度でした。

で、このGPA、実はこれ、欧米の高校や大学で採用されている成績評価法で、ある計算法にもとづいて数値を割り出したものなのですが、日本国内にいる分にはあまり重要性は感じないものの、一旦留学するとなった場合は、一気にその重要性が上がる代物でもあるわけです。

一昔前の大学生に比べたら、今は時代も変わり、みんな結構真面目に授業に参加しているようなのですが、私が大学生の頃は、特に文系の学生であったりすると、ほとんど学校に来ない、授業も受けない、テスト勉強もテキトーと言ったような学生も多く、私もそんなご多分に漏れずお世辞にも模範学生とは言えないような学生生活を送っておりました・・・はい、十数年後に何を血迷って自分が留学するなどとは夢にも思わず(-_-;)。

そうなのです、実はこのGPA、人生のどこかの時点で留学をしようと考えた場合、この数値がずっと付きまとってくるわけです。

大学院留学の場合は職歴が重視されるため、当初、私の中では学部時代の成績(特に私の場合は学部時代の専攻と大学院の専攻が全く分野の違うものであったため)はあまり入学選抜に影響を及ぼさないと勝手に軽く見ていたのですが、留学カウンセラーの方から「志願者のアカデミックな能力を判断できるのは唯一、学部時代の成績しかないのでここは結構ちゃんと見られますよ」と言われて、初めて自分の大学時代の生活を思い出し「や・ば・い!」と冷や汗が出たのを覚えています。

当然自分のGPAの数値など知るはずもなかった私は、その成績如何で出願できない大学も結構あると脅され、目の前が真っ暗になり、慌てて恐る恐る母校に出向いて、自分の成績表を再発行してもらい、それをGPA換算したところ、何故か想像していたよりもはるかに数値が良くて胸を撫で下ろした経験があります(まぁそんだけ当時の学生って、一旦大学に入ってしまうとどいつもこいつも勉強してなかったってことですよね…)。

ここで、私も当時疑問に思ったことなので、これを読まれている方もふと思われたかもしれないのですが、GPAというのはあくまでも大学内での成績のため、例えば東大生でGPAの数値を上げるのと、普通の大学でGPAの数値を上げるのとで比べると、明らかに東大のほうがはるかに難しいと思うのですが、そういった各大学間のレベル差の事情等はあまり考慮されないようです(欧米の大学からするといちいち各国から出願してくる受験者のそれぞれの大学のレベルまで調べることができないため…)。

そんなわけで、十数年後にもし気が変わって「留学する」となった時に慌てないためにも大学の成績はちゃんと取っておいた方が良いと今になって思うわけです(^_^;)。

ただ補足として、MBA(経営学修士)を狙う人は、その他の専攻とは異なり、MBA志願者専用の共通テストを受けさせられ、そのスコアの提出が求められるためあまりGPAの数値は重視されないようではあります(実際、HPを見てみたらハーバードとかでもGPAの必要最低スコア等は設けていないと書いてありました)。

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