LEGLABO 講師ブログ

発音のジレンマ

これはレグラボの今後の大きな課題でもあるのですが、うちの生徒で発音が一番上手なのはやはり小学部の生徒たちです。これはもうダントツでそうです。

といっても、レグラボの小学生たちは入学時に英語未経験者もいますので、何もネイティブのようにすらすらとよどみなく話せるという意味ではなくて、発音がきれいなのです。これは間違いなくフォニックスをしつこくやらせていることの1つの成果かと思っています。発音がきれいだと、例えば「stopped」みたいな動詞の過去形を初見で読む際にも、誰からも教わることなく一発で正しく「stopped」と発音できるわけです。このことを初めて目の前で生徒がやってのけた時は本当に目からウロコでした。英語の先生なら誰しもご経験があると思うのですが、中1の終わり頃に過去形を教える際にはplayed、talked、wantedと発音が3タイプに分類される動詞の過去形を複数板書して、それらをみんなでコーラス練習をすると思うのですが、あんな練習は本来は全く不要なわけですよ・・・。すみません、ちょっと余談でした。

で、もちろん中学部や高校部でも発音の上手な子はいますが、基本的にそういう子はインター上がりか、あるいは「意識高い系の子」であって、普通に日本で暮らしている限り、英語の発音は残念ながらどんどんヘタクソになっていきます。(T_T)

理由は簡単です。

仮に発音が上手であったとしても学校の成績や入試で評価されないからですね。

なので本人はもちろんのこと、指導者側もそちらにあまり意識が行かないからでしょう。しかもなまじっか文字が読めるようになってますので、基本的にめんどくさがり屋の子供たちですからよほど何かの仕掛けや強制をかけない限りは、音源を使っての学習というのはしなくなります。

これは断言してもいいですが、英語学習を音源を使ってやり続けている子というのは間違いなく「意識高い系の子」です。つまり将来的に留学等を真剣に考えている生徒くらいですね。そうでない限りは、CDをかけなくても文字が読めるので、基本的にはCDなしで我流で読むようになります。これが発音ヘタクソ人生の第一歩となるわけです…嗚呼…(T_T)

たまにはぼやきだけで終わらせていただきます・・・。
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