LEGLABO 講師ブログ

英作文が上手な人

私が勤めていた塾の受験生が受ける高校の多くは、英作文が大事なポイントだったので、入試対策の授業でもたくさんの英作文を解いてもらって添削していました。
(大量の添削によって毎年繁忙期の自分の首を絞めていましたが...^^;)

 自分の意見を書く自由英作文といっても、よく使える文の型を覚えて、そこにあてはめていけば字数も稼げますし、点数も取れるようになっています。

なので、練習を重ねていくと、受験本番前には大体の子がセオリー通りのやり方をしっかり身につけて、
ちゃんと高得点を取ってきてくれます。

ただその中でも、英作文が上手な子や上達が早い子がいました。

まず、当たり前かもしれませんが、英検準2級以上取っている子は他の子よりも頭一つ抜けて英作もよくできていました。英検対策で英作の勉強をするので、英作文に慣れているんですよね。
一般的に英作で難しい単語を使うことは、スペルミスになりかねないのでおススメではないですが、英検ホルダーはレベルの高い単語も上手く使いこなしている印象がありました。
そういった意味でも、英検を早くから取得しておくのはメリットがありそうです。

そして、上達が早い子は素直にアドバイスを受け入れて即実践し、同じテーマの英作文を完璧になるまで添削に持ってきてくれていました。
高校受験の英作文では、「I want to ~(~したい)」「I think it is ~ to ...(...することは~だ)」「make O C (OをCにする)」など、このあたりの文型を使うと書きやすくて字数も稼げます。
こういったことを授業で伝えると、上達が早い子はその日のうちに実践して添削を依頼してきてくれました。
仮に実践してみたことが間違っていたとしても、即添削に持ってきてくれるので、こちらですぐに修正できます。そして、その修正されたのもそのままにせず、もう1度解きなおして完璧になるまでやっていました。やっぱりそういう姿勢は大事ですね。

 あとは、ここが1番大きいのですが、英作で自分が書きたいことを書くのではなく、「自分が英語で書けることを英作で書く」ようにしていた子は毎回上手に書いていたのを覚えています。
高校受験の英作において、内容は問題に対して大きくずれていなければ、基本的に減点されることは少ないです。減点されるのは冠詞のミス(aの付け忘れなど)や3人称単数のsのもれ、接続詞の使い方など文法上の間違いです。
例えば、「Which season do you like the best?」という質問に対して、「I like winter the best.」と答えたとして、本当にその受験生が冬が好きなのかとか、冬が好きな理由が本当なのかとかぶっちゃけどうでもいいです。
それに対して、自分が思っていることをそのまま書こうとすると複雑な文になってしまい、結局文法上のミスをしてしまって減点される、というのがあるあるです。
「自分がどう思うか」ではなく「自分はどの文ならミスなく書けるか」を考えて書くと、減点されない英作文ができやすいです。そういう視点から考えて英作をしている子は、上手いことミスなく書いて減点がほとんどありませんでした。

もちろん自分が書きたいことを正しく英語で書けるのが一番ですが、合格が究極の目標になる入試ではこういった視点を持っておくのが大事ですね!

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