LEGLABO 講師ブログ

大は小を兼ねる・・・のか?

題名の通りです。。。

 
「なんでもかんでも『大は小を兼ねる理論』でやられると、ホントうちは困るんですよ!」
 
先日の面談で、学校の英語の進度に関してあるお母さんが言われていました。

 
私も大手に勤めていた時はこのやり方でやっていたので全然エラソーなことは言えないのですが・・・(-_-)

 
そんな「大は小を兼ねる」という理論は、教える側からするとかなりとっつきやすいのですが、初期段階(この場合は中1時)の英語指導においては実際はそんなにうまくいくことばかりではありません。
 
むしろ「大は小を兼ねる理論」が通用する可能性があるのは基本的に生徒の能力値が高い場合においてのみです。そういう意味では大手塾は基本的に入塾試験というフィルターを通して生徒を学力別で選別するので、まだこのやり方が通用しやすい部分もあるのでしょう。私立中学校も入試があるので、そういう意味ではある程度学生の選別ができているためこのやり方がまかり通りやすいのかもしれません。
 
ただ逆に、もし生徒の精神年齢がまだ低かったり、遅咲きであったり、あるいは親御さんから見られて「要領が悪いなぁ」と思われる場合、大体この「大は小兼ねる理論」でやられると親御さんが最も望まない方向に結果としてなることが多いです。
 
少なくとも中学受験で英語が正式科目として入らない間はどんな難関私立中学であっても中1の間は詰め込み教育の観点ではそんなにいたずらにぶっ飛ばすべきではないというのが私の持論です。
 
基本的には中学校の入試偏差値が高ければ高いほどその中学校に入る生徒の基本的な学力は高いわけなので、指導側がその生徒を潰しさえしなければそれなりの英語力がつくはずなのです。大体「超」がつくような一流進学校に行っていて英語ができなくなったという生徒のきっかけは間違いなくこの「ぶっ飛ばし教育」と「詰め込み教育」が原因のはずです。わからない(から)、おもろない、「覚えろ」としか言われない(から)、嫌になる⇒その結果英語をやらなくなる⇒成績が下がる⇒そんな成績見たくない⇒現実逃避・・・
大体こんなことを1年半ぐらいやると立派な英語落ちこぼれ生徒の出来上がりです。

非常に残念です…

 
まぁそうならないように危険信号感じられたら、あるいは危険信号感じられる前の方がさらに良いですが、お早めにご連絡ください。
 
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